2023.05.26
- 目標1
- 目標2
- 目標3
- 目標17
私たちが食料の生産、共有、消費の方法を考え直す時が来ています。
農林水産業は適切に機能すれば、すべての人に栄養豊富な食料を提供し、適正な所得を創出しつつ、人間中心の農村開発を支え、環境を守 ることができます。
現状を見ると、私たちの土壌や淡水、海洋、森林、そして生物多様性は急激に劣化しています。
気候変動は、 私たちが依存する資源をさらに圧迫し、干ばつや洪水などの災害に関連するリスクを高めています。
農村で暮らす多くの女性と男性は、その土地で生計を立てられなくなり、機会を求めて都市への移住を余儀なくされています。
また、食料不安の結果、数百万人の子どもが深刻な栄養不良による発育不全や低身長症に陥っています。
現時点で空腹を抱える8億1,500万人に加え、さらに2050年までに増加が見込まれる20億人に食料を確保するためには、グローバルな食料と農業のシステムを根本的に変える必要があります。
農業生産性を高める能力の強化には、農業への投資が欠かせないほか、飢餓の危険の緩和に資する持続可能な食料生産シ ステムも必要です。
持続可能な開発目標(SDGs)とは、すべての人々にとってよりよい、より持続可能な未来を築くための青写真です。貧困や不平等、気候変動、環境劣化、繁栄、平和と公正など、私たちが直面するグローバルな諸課題の解決を目指します。SDGsの目標は相互に関連しています。誰一人置き去りにしないために、2030年までに各目標・ターゲットを達成することが重要です。