2024.08.20
- 目標15
森林の持続可能な管理、砂漠化への対処、土地劣化の阻止および逆転ならびに生物多様性損失の阻止を図る地球の表面積の30.7%を覆う森林は食料の安定確保と住処の提供のほか、気候変動との闘いや生物多様性と先住民の居住地の保護にも鍵を握る役割を果たします。
私たちは森林を保護することにより天然資源の管理を強化し、土地生産性を高めることもできます。
現在、毎年1,300万ヘクタールの森林が失われる一方で、乾燥地の劣化が続いていることにより36億ヘクタールが砂漠化しています。
現時点で保護対象となっている陸地は、全体の15%程度にまで達していますが、生物多様性は依然としてリスクにさらされています。
人間の活動と気候変動に起因する森林破壊と砂漠化は持続可能な開発に大きな課題を突き付けるとともに、貧困と闘う人々の生活と生計に影響を及ぼしています。森林管理と砂漠化対策の取り組みが進められているところです。
現在のところ、公平な資源利用を推進する2件の国際協定が実施に移されています。
生物多様性を支援する財政投資も行われています。「ライオンズシェア」基金2018年6月21日、国連開発計画(UNDP)、プロダクション企業のFINCH、そして創設パートナーであるマース・インコーポレイテッド(Mars, Incorporated)が「ライオンズシェア」の立ち上げを発表しました。
このイニシアティブは、広告主にメディア広告費の一定割合を動物の保全と福祉に向けたプロジェクトに拠出するよう要請することにより、全世界の動物の生息環境を一変させることを狙いとしています。ライオンズシェアのパートナーは、動物を扱う広告を制作するごとに、そのメディア広告費の0.5%を拠出することになります。
拠出された資金は、全世界の動物とその生息地の保護に用いられます。この基金は3年以内に年間1億米ドルの資金調達を目指していますが、その資金は国連と市民社会団体が実施する幅広い野生生物保全・動物福祉プログラムに投資される予定です。
持続可能な開発目標(SDGs)とは、すべての人々にとってよりよい、より持続可能な未来を築くための青写真です。貧困や不平等、気候変動、環境劣化、繁栄、平和と公正など、私たちが直面するグローバルな諸課題の解決を目指します。SDGsの目標は相互に関連しています。誰一人置き去りにしないために、2030年までに各目標・ターゲットを達成することが重要です。
2024.08.20
2021.12.31
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